6段変速自転車の修理をしていて面白い減り方をしている変速プーリーをみつけました。

よく見ると、減っている・減っていない・減っている・減っていない・・・のように交互に摩耗しています。
これは、チェーンのインナーリンクとアウターリンクが噛む位相がいつも一緒だとこうなります。
6段目のまま、変速は使わずにゴリゴリ漕いでいたんだと思います。
この現象はチェーンのリンクの数が偶数で、歯の数が偶数だと、フロントチェーンリングでもリアスプロケでもプーリーでも起こりえます。
この様に摩耗すると、単純計算で通常の2倍早く交換時期が来るので、もったいないですね。
ピストバイクに乗っている方や、変速を使わずに自転車に乗っている方、メンテナンスがてらこのあたりも気にして見てみて下さい。